所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第383回

8月25日の日常から・・

子供達に飛行機を見せてやるべということで熊本空港へ。

国体道路を移動中、上空に異変を感じた。
ずぅ〜っと旋回している小型機がいる。
どうも哨戒行動に見える。
一体何じゃろ・・。

空港に近付くにつれ、やたらと警官の姿が目に入る。
何だかパトカーも多い。
「はは〜これはVIPの警護に違い無い」と確信。

空港ビル前の駐車場に入ると、
周囲に報道陣やら警備関係者やらいるはいるは!

「これは面白い。いっちょ観察してみるか」と好奇心丸出しで眺めていると
女性警察官が近付いて来た。
「やや?職質か?」と思ったら、
「こんにちは〜!」と非常にフレンドリーである。
「あちらのゲートの前がよく見えますよぉ」とのお言葉。
「すみません。どなたが来られるんです?」と尋ねれば、
「皇太子さまです!」と言う。

滅多に無い事だし、縁起物だし(笑)・・ま、いいかと言う事で、
我ら好奇心丸出し一家は、言われるまま空港ビルのゲート前に移動。
よく分らないまま案内されると、
そこはまさに出迎え最前列なのであった。(笑)

出迎え係の人から「はいどうぞ」と日の丸の小旗が支給された。
我が家の少国民は非常に嬉しそうである。
恐らくお子様ランチの小旗に対する興味と大差無いと思うけれど。

皇太子殿下が乗って来た飛行機は既に到着しているとのアナウンス。
恐らくビル内の特別室で熊本県知事の挨拶とかで
時間を食っているのであろう。

しばらくすると次第に警備体制が厳重になってきた。
警察庁警備局だか皇宮警察だかSPだか熊本県警だかわからんけれど、
強面のおじさん達が目をギラギラさせちょる。

「只今皇太子さまがお出になられましたぁ〜。まもなく来られまあ〜す!」
という女性警察官の声。

ビル内階段方向から歓声が上がり、日の丸が小刻みに振られ始める。
自動ドアが空いてSPが登場。
その背後から皇太子殿下が皇族スマイルで現れた。
距離的に言えば4m。超至近距離である。

わけわからずに日の丸の小旗を振る我が家の少国民2名。
なんだか笑ってしまった。

あれよあれよと言う間。わずか20秒くらいだったかな?
目の前の車輌に乗り込むと、車列は一斉に発進。

待ち時間30分。目撃時間20秒。
でも面白かったよ。

ちなみに地元KKT夕方のニュースでは、わたくし見事に見切れてたとのこと。
『全日本見切れ同好会会長』としてはだ。念願の皇室ニュース見切れに成功!
記念すべき日となったじぇ。


『今日の1コマA』報道各社のカメラ陣地。※以下DVCAMのキャプチャー
『今日の1コマB』わけ分らず出迎える少国民(楓&誠ノ介)。
『今日の1コマC』少国民らに手を振る皇太子殿下。
『今日の1コマD』最敬礼で見送られる車列。


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