所謂日常日記 榎田信衛門「鯨のしっぽ」 |
本を読む、テレビを見る、 街を歩く、田舎を彷徨う、 物を喰らう・・。 日々の出来事の中で、 一瞬「海馬」に蓄積された記憶を このページに綴っていこうと思う。
「海馬(hippocampus)」 |
第068回 天気予報は《雨》・・この作戦には最悪な天候である。 そう、作戦名は・・ 『夜明けの農薬散布』(クールなネイミングだぜ) ※ではここからドキュメンタリータッチでお送りしよう。
ParaTは、前夜からWebで《天気概況》を見つめていた。
「天気は9時過ぎまで持つ。
皇国ノ荒廃コノ一戦ニアリ総員奮励努力セヨ。
『スミチオン』と『マラソン』という2大殺虫農薬を混合した
1000倍希釈で十分に効果を発揮するこの農薬。
なんたって、有機リン系農薬である。
一番安い透明ビニール合羽スボンとゴム長という、
「シュッ」
右手のグリップを握り絞める度に、
「シュー!」
静かに、ゆっくりと進撃するParaT軍。
だが、敵の攻撃は思いのほか少ない。 しかし、今回のParaT軍は冴えていた。
「敵は粉末殺虫剤を避けて、草むらに移動し、潜んでいる!」
2メートルほど離れた草むらに移動。
だが、ビニール合羽とゴム長という堅固な防御を
ちなみにノミという奴は、
しかも突く際に唾液を注入する。これが痒さのもと。
ノミは食事を1日に24回程度摂ることになっている。
そんな彼奴等を、このように大発生した今、
ParaT軍は、冷静沈着に風向きを読みながら噴霧を続ける。
ところでわたしゃ、農薬とかは基本的に反対である。
「だがな、やる時はやるじぇ!」
そして1時間が経過した。 犬小屋と草むらは《死のゾーン》と化していた。
「状況・・終了!」
「うわ、咽が痛ぇ!やっぱ農薬はヤバいじぇ」 ドキュメンタリーはこれで終り。
ここで『ゲゲゲの鬼太郎』だったら、
所詮『農薬』なんてものは、 でも『便利』だ・・。
あんな大発生を前にしてだぞ、
でもなぁ・・
・・9時過ぎ、予想通り雨が降り出した。 榎田さんがプロデュースしている 「FMC」ターミナルサイトはこちらです。 http://www.fmc.or.jp/ ストリーミング放送を聞くことができます! |
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