所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第129回

10月10日の日常から・・

おやつどき・・何だか小腹が空いたぞと。

特に理由は無いが、近所なので『学園大の学食』へ・・。
券売機で食券を購入。
ビーフカツカレー(\350)を食す。

当学食は、オープン(1972年頃じゃない?)当初から通っておる。
高校の3年間もココで食し、
大学に在籍していた2年ばかりの間も、
専らココを利用していた。
30年クラスのベテランである。(自慢しても意味無い・・笑)

それにしてもココのカレーは独特の風味である。
はっきり言えば「美味しく無い」・・。
しかし「記憶に残る味」ではある。

高校2年の夏、ココのカツカレーを15秒で平らげる!という快挙を
かつて成し遂げた私である。
これまでに恐らく150皿は軽く超える数のココのカレーを食していると思うが、
だから記憶しているというのではなく、
1皿で記憶してしまう程、
様々な謎を内包した個性派カレーなのである。
ちなみにあの頃と味は全くと言っていい程、変わっていないぞ。

それにしてもだ。
何度食してもレシピが想像できない。
謎の味という点も何ら変わっていない。
何なんだココのカレーはよう!

今風の鯖目の学生連中の好奇の視線に晒されつつ、
やがて40才に近付いている金髪オヤジは黙々と「小型スプーン」で
生暖かいビーフカツカレーを平らげて行くのである。

「ふん。テメエらの倍、生きてんだぞ。舐めんなよコラ!」と
喧嘩ごしになる必要は無いが、
なぜか大人のプライドが《戦いのオーラ》を醸し出すのである。
全く意味は無い。カッコ良くもない。
そこら辺はよ〜く分かってはいる。(笑)

ほどなく完食。
やはり美味しくはなかった。

皿を洗浄マシーンに投入し、戸外へ。
あっしの学生時代には無かったカフェテリアっぽい屋外スペースを
ジロリと眺めつつ・・、
ココに『サヨクと民族派による殴り合い大喧嘩の地』という記念碑を
立ててやりたいなぁぁ・・なんてココロの中で呟いた。

そう言えば、ウサギ飛びで横断した広い運動場も、今は図書館である。


『今日の1コマ』 大学生ParaTはこんなアホだった('85年撮影)。アホに関しては今も健在。


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