所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第242回

6月16日の日常から・・

巨星逝く・・。

春風亭柳昇師匠が胃ガンのため
6月16日(月)午前2時10分、逝去されました。
享年82歳。
慎んで、ご冥福をお祈りいたします。

100まで生きる人だと思ってたので、
訃報を聞いて「えっ!」と絶句してしまった。

何度も食事に連れて行って頂き、
話芸のこと、ナンセンスとは、それと戦時中の話など
楽しく聞かせてもらった。

「うちの母親が若い頃、寄席に入り浸ってまして、
昼の席で師匠の噺を最前列で大笑いしながら聞いてたそうです」
「へえ〜お母さん。落語お好きなの?」
「はい・・かなり。その後、夜の席も居続けて、
師匠から『お嬢さん、昼もいたでしょ』って
高座から言われたって」
「おや?なんか、そんなことあったかなぁ・・(笑)」
「嬉しかったみたいですよ」
それが最初だった。


思えば、逸見政孝氏も最期は胃ガンであった。
丁度、エフエム佐賀に向かうタクシーの中で
ラジオのニュース速報として訃報を聞いた。
その日は、正月番組の収録日でもあった。
「あけましておめでとうございまーす!」って言うのが
あんなに辛いというのはなかったなぁ。

世話になった人の訃報に接し、
それでもきちんと仕事をやり遂げるのも供養の1つと納得しつつ、
・・合掌。


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