所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第328回

2月11日の日常から・・

1ヶ月のラーメン断ちは見事にクリアしていた。
しかし、あれほどの好物であるラーメンに対して、
さほど強い欲求を感じなくなっていた。

ま、それはいいとして、とりあえずラマダン明けみたいなもんである。
食さなければならない。

某ショッピングセンター内のラーメン店で味噌ラーメンを食した。

見るからにやる気の無さそうなバイト兄ちゃんが作るそのラーメンに対し、
もとより期待の「き」の字も無いわけだが、
当初の予想を遥かに超える、信じ難いほど「激薄味味噌ラーメン」の登場に、
あっしの味覚系全神経はNG警告サインを点灯させた。
「これはラーメンではない!であるからラーメン断ちは終わっていないのだ」
「じゃ、これは何なのだ?」
「これは『うぴょぴょ』という食べ物である」
※形容し難い事象に対して、時たま『うぴょぴょ』という名称を付与しておる。

と言うわけで《味噌うぴょぴょ》は我慢して食したが、ラーメンは未だである。
《撤退》を《転進》と言った大本営みたいだが、そんなことはお構い無しである。

この《味噌うぴょぴょ》のショックもあったが、
ラーメン自体が持つ一種の「習慣性」みたいなものが消えてしまったことも
大きいのではなかろうか。

グルソの影響なのかも知れないが、
毎日ラーメンが食べたくなる欲求があったのよ。
大して腹が減っているわけではないのに、
ラーメン屋を見るとついつい食べたくなってしまう・・。

ラーメン断ちを始めて最初の1週間は辛かったね。
ほぼ「禁断症状」と言っても良かろう・・。

というわけで、禁断症状を克服して真人間に戻れた不肖榎田である。
しかしながら《味噌うぴょぴょ》を認めるわけにもいかず、
本日、改めて正式にラーメンを食すことに相成った。

今度は、別のショッピングセンター内の『味千ラーメン』である。
「なんだ・・大量生産系グルソ満点ラーメンか」と言うなかれ。
《味噌うぴょぴょ》に対する免疫治療みたいなものなのである。
ここで高得点清湯醤油ラーメン『花蓮』の老麺なんか食したら、
旨さでショック死するような恐ろしさがあったのだ。

さて『DEBUYA』で「まいう〜」と連呼された味千ラーメンである。
大量生産系らしく大した特徴は無いのだが、
こちらの方はラーメンとして必要十分な資格を有しておったよ。
ごくごく普通の熊本ラーメンであった。

・・故に、本日晴れて《ラーメン始め》である。
ちなみに食したのは「ラーメン+Cセット」という定食で、
2分の1サイズのチャーハンが付いておった。

しかし、ラーメンよかチャーハンの方により強い引力を感じてしまっていた。
一通りいろんなラーメンを喰って来たし「もういいかな・・」なんて思う。
この際、チャーハン馬鹿になろうかな。(笑)
(これって実はすごい変化なのよ!)


『今日の1コマA』ラーメン断ち明け初ラーメン(?)


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