所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第351回

5月2日の日常から・・

日テレ巨人戦中継、小川アナの定年ラストであった。

ちなみにあっしはアンチ巨人。生粋のスワローズファンである。

しかし何だろう。
小川アナの声って好きなんだよなぁ・・。
テレビの声と言うよりラジオなんだなこの人の声は。

何年前だろう。
飲んだ帰りに下通り(アーケード)を歩いていたら、
随分遠くからビンビン響くおっさんの声がする。
その声が小川アナのものであることに気付くまで30秒とかからなかった。

当日、熊本藤崎台球場で巨人戦中継があった。
終わった後の宴。その後の声であったと思う。
ビンビン響くその声。
アーケード街に響く会話の内容は「ひでぇー」ものであったが、
「こいつがにっくき巨人側アナか!」とニヤけ顔で見つめた記憶がある。
でもいい声だ。

しかし定年なのね。
なんとなく哀しかったよ。
もうちょっとやれよぉ。
(しかも、中継上なんとも中途半端な試合であったし・・)

でも思ったね。

哀しい時。
それは何とも中途半端な終わりを迎えた時である。

実は『QIC』で、前アシスタントのプッタネスカ未由紀がラストの時、
収録のラストで号泣した自分がいる。(今まで内緒にしていた)

玄米茶やよいが『日刊FMC』のラストで気持ちを語っている最中も
泣きそうになる自分を必死に支えたよ。

何故か。

自分自身の感情として、如何にも「中途半端」なんだよな。
もっと《与えるべきこと》《燃焼させるべきこと》があったわけで、
それを満足させる前に終焉を迎えてしまったという無念さ・・。
これがあっしの心を見事に動揺させたのである。

きちんと伝えたい、教えたいね。
でも難しい。

専門学校みたいに《教えるシステム》の存在でさえ何とも無力だ。
※学校というシステムを論じることが嫌になったので、以後語る事はないよ。

今、私の周囲に居る人達へ。
あっしが知っている限りの知識を余す事無く伝授する故、
君達もそれを見事に会得せよ。
頼むから、あっしが死ぬ時に哀しさを感じさせるな。

・・なんてな。(笑)

小川アナ・・お疲れさま!


『一昨日の1コマ』鉱石ラジオ受信実験。(NHK第2放送送信所前にて)



榎田さんがプロデュースしている
「FMC」ターミナルサイトはこちらです。
http://www.fmc.or.jp/
ストリーミング放送を聞くことができます!

榎田信衛門さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「榎田信衛門さんへ」と書いて
head@fmc.or.jpに送ってください。


Copyright (c) 2004. FMC/Getsuyo Club Ltd Partnership. All rights reserved. * Internet Explorer5以上推奨