所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第387回

9月7日の日常から・・

やる気まんまんの台風18号がやって来た。
しかも九州西岸コース。いわゆる最悪パターン。
多分トップ10入りかな?945ヘクトパスカルで突入!

恐らく午前10〜11時頃に風雨が強まると見て、午前6時就寝。
4時間ばかり寝て、窓を叩く突風の音で不愉快な目覚め。

2Fの窓から開新高校方向(南)を眺めつつ、
物凄い西風が右から左にドバーっ!と吹き荒れる様を観望。
「おお!瓦が飛ぶ!あれは何だ!」などど言いながら、
ネットで気象情報をかき集めたりしていた。

こんな時にムフフな気分になっちまう元報道関係者。
しかもカメラマンである・・。

正午前。
風雨がピークに達する中で撮影開始。
DVCAMにラップを巻いた簡易防水仕様で玄関から突撃だい!
「うぉっ!飛ぶ〜!なんか知らんけどアクリル板とかいろいろ飛んでくるぅ!」
負けるものか!
正式型番《199119》の中を生き抜いた俺だぜ!(自慢にならぬ…笑)

そのうち風雨治まって来た。
いろいろ見て回るじぇ。
まずはFMCに被害という被害無し。
屋上のディスコーンアンテナがちょい傾いているようだが、
明日にでも修正すれば良し。問題無し。

おっ!親父んちの玄関に被害あり。
化粧板が剥がれてボロボロになっておる。

同じ路地の松下さんちはガレージのアクリル屋根が半分飛んでいる。
(さっき飛んで来たやつはコレだった)
なんか知らんけど「写真撮ってちょ」と言われて、
壊れた部分(隣家の屋根瓦が落ちて壊された)の証拠写真を撮ってあげた。
ちょっと鑑識課の気分。

《199119》で金属スレート屋根が全面的にぶっ飛んだ「コーポみのか」
からは何やら警報音。
見れば漏電警報機のアラーム。
早速ここの管理者である某不動産屋に電話してあげた。

落下物をよけながら大江小学校へ・・。
運動場は惨澹たる有り様。

榎田信衛門の名前の由来の1つ。名物「大榎」の一部が折れてそこかしこに落下。
体育館の屋根もかなり破損して、金具やら大きなアルミ板やらが散らばっておる。

県立劇場も似たような状況。
森の都は台風後の片付けが大変だ。

堂免公園近くの街路樹(銀杏)からギンナンが落下。
物凄い数が道路に敷き詰められている。(潰れたやつがやや臭い)

FMCまで戻って来て、
斜向いの一軒家(お婆さん一人暮し)の木製の外塀が倒れて呆然としておったので、
抱えて片付けてやった。雨が染み込んだ木材は重いや。ちょっと腰に来た(笑)。

まぁ困った時はお互い様である。
そういうものを思い出させてくれるということでは、
地震・台風・洪水・火事・・。
総じて災害ってものの功罪の「功」の部分と言えるかもしんない。


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