第391回
１０月４日の日常から・・
今日は何かと《お怒り》の人々に遭遇するいち日だった。
ネットの回線についての相談で訪れた花畑町のＮＴＴ西日本・熊本支店内で
「ＩＣテレカの有効期限が切れた！」と言って苛立つおっさんに遭遇した。
担当者は、ここはインターネット専門コーナーで電話の窓口ではないということを
極めて丁重に説明しておるのだが、
このおっさんは増々お怒りモードを自己増殖させて「なんたることか！」と怒りながら
店外へと消えて行った。
ＮＴＴもリストラで窓口が消滅して久しい。とは言えこんなに怒らんでも良かろ。
予め設定された有効期限内に使用しなかったあんたにも非がある。
続いて交通センター横。
道路を挟んだ向こう側で、中年の夫婦が何やら揉めている。
亭主が女房を殴ったりしている。
手には缶入り発泡酒(ビールではない)。
「これはマズいなぁ」と思い、自転車を停めて観察。
あんまり酷い場合は割って入るつもりでおったが、
この亭主、どうやら小心者であった。
通行人の視線に気付くとすぐに態度が小さくなった。
(大体、女に暴力ふるうような男は概して小心者＆憶病者である)
45秒ほど睨み付けてやったら、簡単に解散と相成った。
今度は「湖東カレッジ教育芸術専門学校」前である。
教員用駐車場に自転車(自動車ではない)を置いて、
校舎に向かうと突然の怒声。
何やら学校真向かいの「くまもと経済」の人(らしき)おじさんが、
湖東の学生(らしき)兄ちゃんに怒鳴りつけておる。
「参ったな。状況がよく飲み込めんし、割って入れんな」と思ったら
あっさり幕引きであった。
２階の講師控室に入ると再び路上から怒声・・。
あらら戦闘再開のご様子。
学校関係者によるとよくあることらしい。
何がどうよくあることなのか分らぬが、近所同士、ちょっとしたマナー違反が
トラブルの元になる。
・・ということは犯人は学生側？
路上駐輪がトラブルのきっかけ？
ん？相手は路上駐車(歩道の上)だったぞ。
・・うーむ、なんだかなぁ。
さてさて２コマの授業を終えて帰途につく。
熊大病院裏の白川沿いの細い道を行く。
すると、後ろから執拗なクラクション攻撃。
ちなみに問題なく追い越せる道幅はあるのよ。
いやぁしつこいクラクションであった。
「なんじゃぁ〜？」と思って振り返ったら、
60才前後の夫婦もの(女が運転)。
助手席の男がニヤニヤしておる。
(おいおい変質高齢者カップルか!?)
・・・しかしそのニヤケ顔にキレた。キレたね。
今日の授業は『喜怒哀楽の表現』というのがテーマであったのだが、
『怒』の実践をすることになろうとは・・(笑)。
（以下、台本風に書くと・・）
−交差点。銀座橋と保健所の四つ角である。−
−赤信号。ゆっくりと停車する榎田自転車−
−背後に停車する１台の乗用車。60才前後の男女が乗っている。−
−無表情な運転者(女)−
−何故かニヤニヤする助手席の男−
−それを見た榎田の顔が一瞬で鬼神の表情に変わる。−
榎田「ゴラァ！きさーん！さっきから何(なん)クラクション鳴らしまくっとるとかぁ〜！
ニヤくんな(ニヤけるな)こん馬鹿たれがぁ〜！！！」
−16時20分。交差点に大音量の怒声が鳴り響いた。−
−恐怖にひきつる助手席の男。−
−相変わらず無表情の女。だが口元がかすかに震えている。−
榎田「抜きたかったらさっさと抜きゃ〜よかろーがぁ！うるしゃ〜っつた！クソ垂れ！」
−突然、何度も会釈して謝る助手席の男。−
−それを見た榎田。軽やかに横断歩道を渡って行く。−
榎田「・・なんてな(笑)」
−秋風の中。ホテル銀橋別荘の前を颯爽と走り抜ける榎田であった。−
（エンドマーク）
・・本日のお怒り人の《大トリ》は自分でござんした。お粗末。
(何ごとも、穏やかに解決致しましょう。その前に喧嘩の安売りしてくるな！・・笑)
榎田さんがプロデュースしている
「ＦＭＣ」ターミナルサイトはこちらです。
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