所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第399回

10月27日の日常から・・

新潟中越地震。

崖崩れで親子3人が生き埋めとなった現場。
レスキュー隊による必死の救出作業が始まった。
生中継を凝視しっ放しである。
仕事が全く手につかない。

生存の可能性が最初に報じられた時「うぉ!こりゃすげぇ!」と
声を上げてしまった。

そして、男の子が救出!!・・。
テレビの前で思わずガッツポーズであったよ。
感動した。マジで感動した。

しかし・・それからじれったい。
遅れ気味の作業。
何の予備知識も持たずに実況する愚かなアナウンサー達。
イライラする。
胃がキリキリと痛んだ・・。

そして、母親が救出されたが・・・
「ああぁ、なんちゅうこったぁ・・・(泣)」

辛い。実に辛い結果であった。
そして、もう1人の女の子は・・。



テレビを睨んでいたら、ノック無しで娘が部屋に入って来た。
「お父さーん、今夜のおかずはなぁに?」
テレビの向こうの厳しい現実と、今ここにある日常の光景。
たまらなくなった。
声を出したら涙声になりそうだった。
娘をだっこして涙を堪える。
無言で抱きしめた。それが精一杯だった。



話を戻すが・・
レスキュー隊はよくやっていると思う。
しかし、災害多発国のレスキュー隊にしてはだ・・
些か戦力不足ではなかろうか。

あの馬鹿首相はだなぁ。
郵政民営化なんかにうつつをぬかさず、
そもそも郵政事業とかでだ。そこで得られた金をだね。
下らん《金喰い》の箱モノや道路に投下せず、
こういうプロフェッショナルなレスキュー隊を増強することに使え!
と言いたい。

全ての難局に対処する基本は《先制と集中》である。
今の日本は《遅延と拡散》ばかりだ。
新潟で起きている人的要素を見れば何をかいわんやである。

いまも強い余震が断続的に続いている。
肉体はもちろん精神的に参っている人も大勢いる。
もはやこれは戦争だ。
あの馬鹿首相ではダメだ。



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