所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第403回

11月7日の日常から・・

学園祭シーズンである。

近所の熊本学園大でも恒例の『託麻祭』を開催中。
ちなみに本日最終日。

午前中ちょこっと暇ができたので、家族で散歩がてら出掛けた。
何年ぶりだろう・・。
そうだなぁ、6年ぶりだ・・。

いやぁ規模が随分小さくなっちゃった印象。
午前中だからかなぁ。
特設ステージ上では学生バンドの演奏が行われてそれなりに賑やかなんだけど、
でも何かが違う。
なんだろう・・。

通路の両脇に並ぶテントでは、いかにも学園祭っぽいバザーが展開されておる。
歩きながら「唐揚げ如何っすかぁ〜!」と声を上げる移動販売チームも散見。

わしらの時と比較してもしようがないけれど、
全体的に小奇麗にまとまっておるな。こぢんまりとしておる。

やたらと校舎の建て増しが行われたせいで、
屋外バザーの区画が圧縮されたことも一因であろう。

でもなあ・・。
「あ、そうか!」・・出店の数が圧倒的に減っている。
出店のチーム自体(サークルとか)が減ってるんだ。

学園祭みたいな大イベントも、今どきの学生にとっては、
「ふーん、知ったこっちゃないね・・」てな面倒臭い年中行事の1つでしか
ないのだろうか。
多分そうなんだろうね・・。

熊本大学の学園祭(黒髪祭)も滅亡したしなぁ。
※現在は「熊粋祭」として復活。しかし規模はウンと縮小しておる。

世の中の全てについて【二極化】が進んでいるわけだが、
これってねぇ・・
ごく一部の《人や物を動かして利益とかいろいろ、ともかく何かを生み出す層》と
大多数の《他人が決めた枠組みに組み込まれるのが嫌で無関心を装いつつも、
結果として支配されまくってしまう層》という構図が明確化するわけで、
もっとも学園祭1つでその説と結びつけることはかなり乱暴ではあるけれど、
でも、なんかねぇ・・。
一種のシュミレーションというか、そんなものを感じてしまったわけだ。

「学園祭をエンジョイできない層の増加は、日本がダメになっていく先行指数かも」
やっぱねぇ、この国の未来は暗いと思うよ。

さーて、天文ファン大笑いの大傑作『ディープ・インパクト(日曜洋画劇場)』でも見るか。


『今日の1コマ』託麻祭に行ってみた。(熊本学園大にて)



榎田さんがプロデュースしている
「FMC」ターミナルサイトはこちらです。
http://www.fmc.or.jp/
ストリーミング放送を聞くことができます!

榎田信衛門さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「榎田信衛門さんへ」と書いて
head@fmc.or.jpに送ってください。


Copyright (c) 2004. FMC/Getsuyo Club Ltd Partnership. All rights reserved. * Internet Explorer5以上推奨