所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第408回

11月26日の日常から・・

『QIC』収録日なのだが、遂に熱発。
花粉症→鼻詰まり→口で息する→喉がやられる→風邪
という典型的なパターンである。
マスクをしたり、まめにウガイとかしてたんだけどなぁ。
やられた。

かかりつけの医院で注射2本打たれた。
「痛いですよ〜」という看護士殿の笑えないご案内の直後左腕にブスリ。
たいして痛くはなかったが、いやぁまさに《病人然》とした気分である。

それでも収録をキャンセルしない私。自称鉄人である。(と言いつつかなりボロボロ)

収録後、珍しく反省会っぽい雰囲気でいろいろ語ってしまった。
やや精神論っぽい小難しい話をしてしまったので、
案の定《水前寺裕子》は睡魔の虜となっていった。(笑)


今までかなりの数の反省会とかダメ出しを経験してきちょるが、
特に印象的だったケースが1つある。

福岡RKBラジオ『HiHiHi』という3時間生番組のDをやっていた時のこと。
スペシャルウイークで結構リキを入れて熱い番組作りを目指したのだけれど、
アシスタントのおネエちゃん達が余りにカッタルイ仕事をしたので、
放送後大マジでダメ出しをした。

すると皆様号泣モードなのね。
泣けば過失責任から逃避できる・・という錯覚がそうさせるのだろうなぁ。
ところが1人だけ涙1つ見せず、あっしの目を睨み付けてるネエちゃんがいた。

数名いたアシスタントの中で、どちらかと言うとキャラが薄い存在であったので、
彼女の心情を測りかねたわけだが、すぐに答えが出た。

ダメ出しが終わって、号泣ネエちゃん達はそそくさとお帰りである。
泣かなかった彼女は独りスタジオに入り、何やらトークの自主トレを始めていた。
「どうしたの?」と尋ねれば・・
「先程の反省点にそったトークの仕方を見つけようと思って・・」とのこと。

なんという芯の強さ!感服したというのはまさにこのことで、
態度として、意識として、まさにプロそのものである。

彼女はねぇ、その後『FM福岡』の局アナになっただよ。
(ちなみに就職直前FMCの番組にも出てくれていたのだよ)

現役スタッフはこの逸話を範としてお気張りやす。

しかしねぇ。
これは本音だけど、ダメを出すのって精神的にまいる。
言われるのも嫌だろうけど、言う方もエネルギーを消費するものよ。
本日一番の反省・・「ダメを出した私」疲れた。



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