第524回
  
9月14日の日常から・・ 
 
本日遂に『FMC引越し作戦』移設作業が概ね完了した。 
持って来た荷物の整理が残っているけれど、タイムリミットの15日の前日にクリアできたのは素晴らしい! 
昨日も書いたけれど、支えてくれた人々がいたからこそ出来たことでござる。 
只々感謝するのみ。 
ここで1つきちんとカミングアウトしておくことに致しましょう。 
FMCの指揮を水前寺新長官に任せることになった最大の理由は《小生の財政面でのピンチ》なのでありました。 
その状況を招いたのは自分。 
代表者でありパトロンでもあった私が甘かった・・それだけ。 
100%私個人の失敗であり責任です。 
誰も責められない。 
FMCという不安定な団体をプロパーで率いてますと、当然他の仕事は出来ません。 
学校の講師などの副業的なことは出来ますが、熊本のギャラ水準では「あはは」と大笑いするしかありません。 
要は生活が出来ないわけです。 
じゃ、どうやって生活が出来たか?と言えば、30代になる頃までに一気に稼いだ蓄財のお陰。 
つまり「平成タケノコ生活」です。 
※この状態を10年以上やって来られた実績は「我ながら凄い!」と自画自賛・・笑。 
とは言えタケノコ生活もキツイですからね。 
見かねたスタッフ達からFMC自立論が何度も出てくるわけです。 
それはこちらの本望だし、素晴らしい事なので全面的に応援するわけですが「FMCを経済的に自立した団体にしようよ!」と掛け声だけは勇ましく、いざそういうアクションを展開するとすぐにボロが出てしまう。 
技術的や経営的スキル云々の話ではなく、元々《突破力》というか美輪明宏風に言えば《波動の弱い》連中が、FMCという簡単ミニミニ組織に「お気楽」に集まってきちゃってるわけですから、そりゃあ当然ダメです。 
素人の付け焼き刃では失速していくのが自然。 
25年前のこと。ある人物から言われましたよ・・「お前は駄馬の尻打ちだ」ってね。 
そのとき「上手に尻打ちゃ駄馬も駿馬だ!」と言い返したけれど、ここ10年余のデータが間違いだったと断定している。 
逆立ちしたってプロなんかにゃなれない大甘ド素人連中を叱咤激励してきた10年余。 
叱咤を強めれば「鬱になって消えて行く」・・。 
激励したって「鬱になって消えて行く」・・。 
ああ・・また独りだよ。 
でも信じてたんだ。 
たまに良きことを言うしね。 
「作りたいものがあるんです。それに向かって進みたいのです。」(語りながら目が潤んでたりしてね) 
信じちゃいけないよ・・と《悪魔の格好》をした私が警告する。 
もうちょっと信じてみなよ・・と《天使の格好》をした私が鼓舞する。 
いつも私は天使の言を選択していた。 
嗚呼、これが私の選択ミス。 
悪魔の格好に見えたのは実は天使だったんだ・・。 
自分が会社の人事を担当した時はそんな間違いを犯さなかったのに《FMCは間口の広さが身上》なんて煽てる人々の言に乗せられた私の過ち。 
てなわけで、水前寺政権では人選は物凄く厳しくなっております。 
なかなか正スタッフにはなれません。 
※3ヵ月の研修期間をクリアしないと正スタッフにはなれないのです。お気付きかもしれませんが、研修期間で居なくなってるスタッフが出てるでしょ。 
さてさて、私はもうFMCのパトロンは出来ません。(逆さになったら鼻血くらいは出ます) 
プロパーで貼り付くことも出来ません。 
そういう岐路だったのですよ。 
もう1回独立してカイシャを旗揚げするか? 
どこかのカイシャに就職するか? 
丁度その選択中でした。 
財政的負担の軽減のためのFMCスタジオ移設でした。 
その最中にオヤジ倒れる! 
これを大波と言わずに何と言う。 
さすがに心身共にボロボロ・・。 
それを救ってくれたのは「困窮してても笑顔を絶やさぬ家族。FMCに足を運んでくれたスーパーリスナー。そして!FMCを愉しんでくれてるあなた達でーす!」と書いたら、ちょっと恥ずかしい・・笑。 
 
  
◆本日の一言NEWS・・「窓から見える風景」 
もう見納めなんだな・・と思った瞬間、走馬灯の意味が分かったよ。 
 
 
 
 
        榎田さんがプロデュースしていた 
        「FMC」ターミナルサイトはこちらです。 
        http://www.fmc.or.jp/ 
        ストリーミング放送を聞くことができます! 
         
 
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