熊本県民文化祭は駄目だ
「内向的文化を攻撃しちゃった」 1996年10月下旬執筆 熊本で映画が初めて上映されて100年だそうな。それを記念したイベントがあったのだけど、やはりというか、またかというか、あ〜あというか…それは「熊本が生んだ俳優・監督の写真パネル展」みたいなシュルシュル状態のものであった。 はっきり言おうか…「知恵が無さ過ぎる!!」 確かにアジア映画のイベントという点では福岡に大きく(というより完全に)水をあけられてはいる。でも、それならそれで他の視点でも構わない、何か発展的な思考が出来たはずである。 漱石博だそうである。どうせ私は傍観するだけで実害も無いからこんなイベントはどうでも良いのだが、まあ漱石といえば本家はどちらかと言うと四国松山って感じがする。これもやっぱり内向きで、松山とリンクしたイベントがあったっていいんじゃないの?まあどうでもいいけど…。でも、上熊本駅に降り立つ漱石夫妻(誰?)を福島知事が出迎えるというイベントを考えた奴には殺意を通り越して畏敬の念を抱くほどであったよ。私にはあんなプランはとても出来ない寒すぎて…。 熊本県民文化祭である。いいね文化祭は…。いちいち書くのは面倒なのでざっくりいうけれど「これも極めて内向的」うーんやっぱり。 さてさて、私は九州新幹線が熊本に来るのはつい数週間前まで猛反対だったけれど、今は超賛成なのだ。それは、新幹線が来ることによって発生するであろう「経済波及"逆"効果」と「内向的文化の蓄積による大パニック」がめちゃめちゃ楽しみだからである。 「熊本の眠りを覚ます新幹線、たった四両で夜も眠れず」てなことにならぬよう、心中よりお祈り申し上げます。私は開国論者か。 |
お布施は何の代価なのだろうか・・
「あなたにとって宗教とは?」 1996年10月下旬執筆 fmcの生放送中だというのに、知ってか知らずか布教しに来るとんまな奴がいる。彼等はその宗教あるいは神に対して畏敬と恐怖心を持ちながら自らを鼓舞するかのように布教してまわっているのだろうな。立派?哀れ?うーんやっぱ哀れだな。 ところで私が思うに、森羅万象全ての中で最も哀れな存在はズバリ「神様」というやつである。 ・アダムの肋骨からイヴが生まれたなどという、フランケンシュタイン博士もびっくりなバイオテクノロジーを肯定する一般人はもう居ない。 一方、日本古来の神道にしても、神代の昔、天上から雲をぐるぐるとかき混ぜたら日本列島が出来たなどというプレートテクトニクス全否定理論を認容する馬鹿はまさかいないだろう。 というように、それまで「神の御業」と崇め奉られてきた事象が、産業革命以降続々と化けの皮が剥がされて行き、居場所が年々狭められている海亀のような存在が「神」なのである。哀れだねぇ。思わず「神様保護運動」でもやらにゃあならんと思うね。ウソだけど…。 私はどこの宗教にも属してはいないが、それでも初詣なんかはよく行くし、「縁起もの」という言葉にも比較的弱い。でも一歩下がったところから考えてみると、この初詣にしても「悪意の無い押し売り」なのではないかと思ってしまう。 でも、お布施って何かの代価なのだろうか…。法の華にだまされた奴が裁判を起こすのは勝手だが、だまされてナンボというのがお布施のような気もする。まあどうでもいいけど…。 |
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