熊日夕刊「ヤング欄」における自己完結型エッセイ

アメーバ捜査網・第8回「カッチョいい合資会社作れ!!」

1998年2月下旬執筆、2月24日掲載

(熊本日日新聞夕刊「ヤング欄」で隔週連載されたコラムです)

 これまで「仲間を集めたりユニットを作ったりして面白そうなことをバンバンやっちゃおうよ!」って感じでいろいろ書いて来たんだけど、今回はその究極のスタイルをご紹介する。

 面白いことや新しいことが大好きなユニットに提案する究極のスタイル…なんとそれは「合資会社」!!

 ライブをやる。パーティをやる。マルチメディアでパフォーマンスする…。そんな時、必ず君達の前に現れる障壁…それは「新世紀スーパーアナクロオヤジ」の脂ぎった勇姿だ。

 広告を出してもらう時、会場を借りる時、そのチェックマンである彼らのストライクゾーンは驚異的に狭い。下手をすると、若者の熱意も、センスも、そして将来性すらも、全て無価値なものとして総括してしまう。そんな彼等の価値基準は「組織の質と知名度」だけ。ただの仲良しユニットやサークルなんか、勿の論で門前払いの可能性大!!

 ところがところが、私達は会社組織だよん!となると彼等は突然その表情を変える。組織の形に弱い彼等が「社長」という肩書きの高校生から名刺を差し出されたシーンを想像するだけで実に愉快痛快。

 実際、サークルを会社組織にしちゃった中高生も全国で登場しているし、大企業相手にサブカルで勝負するCOOLな若者も出て来ている…。日本をすっかりダメにしちゃったアナクロオヤジの防衛線に風穴を開ける切り札として「サークル型カンパニー」がマジで注目されているんだ。

 で、こう言う以上は実践を伴わないと説得力が無いということで、インターネットラジオfmcを会社組織にしちゃいました。しかも合資会社。…合資会社って聞くとなんだか古めかしい感じがするんだけど、それは大〜きな間違い。学生でも資金関係なしであっさり作れて、しかも思いっきり自由が効く一番カッチョいいスタイルが合資会社本来の姿。興味があったらちょっと勉強してごらん。笑えることだけは保証する。

 利益を求めることが会社の基本テーマだった時代はとっくに終わって、自分達のやりたいことを気楽にやるために会社というスタイルを選択するという時代がもう来ているというわけ。

 サブカルチャーの究極のスタイルは会社(カンパニー)だと言った偉い人がいたけど、キミ達のユニットが物質ではない心の利益を追求するカンパニーに発展したらいいな…と煽動者(笑)の私は心から思っている。

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