デジタルメディアにおける自己完結型エッセイ

「レイプ・殺人・なんでもあり」

1998年5月下旬執筆

5月19日熊日夕刊「こちら編集局」に、57歳の主婦から寄せられた「深夜テレビの残虐シーン」に対するメッセージが掲載されている。

これはまず間違いなくRKK「女処刑人2」のことを指していると思うな…。逃げ惑う女性の局部にライフルを突きつけて射殺するシーンなど、ある意味で盛り沢山(!!)のバイオレンスV
シネマであったよ。

民間放送教育協議会参加のJOBFさんとは思えない素晴らしい「なんでもあり」の編成ではある。(笑)

さて、私個人としては、放送側のレベルの低さを知った上で、視聴者自ら「見る・見ない」の選択権を行使すべきと思うのあるが、ま、最近いろいろと考えるところがあるので徒然に述べてみようと思う。

先日、KKT「Kぞうくんの窓」で、番組審議委員会の報告が放送されていた。その中で、視聴者から寄せられた「深夜のテレショップの度重なる再放送問題」について、局側のコメントとして「うちは十分な考査を経て放送しているので問題はない」と発表しておった。

RKKとKKTでは会社自体が別個のものなので一概に論じることは出来ないけれど、番組考査ならびに審議は似たりよったりのはずである。

さてさて、ここで問題。
じゃ、さっきの「女処刑人」とか「くれなゐ」とかちょっと前の「失楽園」とか、ちゃんと考査してるんだろうかねぇ。
ホントに考査した上で放送してるんだったらかなりの確信犯なんで逆に応援してやりたくもなるけど、実際はなんにもやっていないんじゃないのかい?

最近、深夜枠の余りに御粗末な編成に「怒り」すら覚えることがしばしば…。

とりあえず、編成がタコをやっているうちは、賢いPTAの皆さんはテレビを消す勇気を持ちましょう。

(ちなみに私も放送屋です。同業者を悪く言うとホサれることがありますが、ま、こういう奴も居ていいでしょう…笑)

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