所謂日常日記
榎田信衛門「鯨のしっぽ」
本を読む、テレビを見る、
街を歩く、田舎を彷徨う、
物を喰らう・・。
日々の出来事の中で、
一瞬「海馬」に蓄積された記憶を
このページに綴っていこうと思う。

「海馬(hippocampus)」
大脳の古皮質に属する部位で、欲求・本能・自律神経または記憶に関する中枢器官。


第422回

12月27日の日常から・・

やはりスマトラ沖地震の被害は相当酷い状態のようである。

報道によれば、マグニチュードが8.9から9.0に修正されたとのこと。
ちなみにマグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは《32倍》ということになっておる。
復興が急がれる平成16年新潟県中越地震の最大マグニチュードは6.8であった。
分りやすくするために強引に凡そマグニチュード7だったとすると、
(6.8と7でも大違いであることを承知の上で)
今回のスマトラ沖地震はM9。
つまり2増えたと単純に計算(足し算ではなくかけ算)するとだ。
《32×32=1024!》凡そ1000倍のエネルギーを持つ巨大地震であることが分かる。
うーむ。未憎悪の大惨事だぞこれは・・。
死者2万人超かぁ・・。

こんな時こそ自衛隊の出番なんだがなぁ・・。
前に書いた救難艦があればなぁ・・。
(ちなみにアメリカ国はマーシー級病院船などを所有しておる)

邦人にも被害が出ているというニュースが昨夜から断片的に伝えられていたが、
次第に「誰々が所在不明ないし行方不明」という、ある程度確度の高い情報が
入って来るようになった。

そう時を置かずして「贅沢して南の島に遊びに行ったからだ…自己責任だよ…自己責任…」
とか言って憚らない《非常にケツの穴の狭いやっかみ下衆野郎》が多数出てくるのだろうが、
そういう奴等こそ《日本人の恥》以外の何ものでもない。
頭の中だけにある貧相な情報のみで構築した歪んだイメージに立脚して、
さも自分が正義の味方であるかのような発言を繰り返す、よくある気狂いと一緒である。


ところで、津波と言うと何だか巨大な波がザバーン!と押し寄せて来るイメージがあるが、
必ずしもそうなるわけではなく、
むしろ潮位が急激に上昇して、堤防を超え、周辺の民家だろうと何だろうと、
上昇した海面より低いところをともかく呑み込んでいくというスタイルが
典型的な津波(TSUNAMI・・国際共通語)である。

被害に遭われた人達には「不幸なことであった・・」としか言い様が無い。



「津波豆知識」
「今回の津波のアニメーション動画(QT/3.5MB)」




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